うつ病もしくはうつ状態の分類としましては、うつ状態そのものより分類するといった方法とその経過から分類するといった方法があるのです。まず、うつ状態そのものより分類する方法についてを大きくわけますと、症状の重症度より区分する分類と、そしてうつ病の成因より分類するといった方法がるのです。症状の重症度から区分する方法というのは、アメリカの操作的診断基準である精神疾患の分類と診断の手引きのDSMの、現在はIVの維持以降、そして米国精神医学会ではうつ病分類としまして、「ある程度の症状が重い大うつ病」と「軽いうつ状態が続くことの気分変調症」とに、うつ病性障害についてを2分しているのであります。
うつ病の成因より区分する方法というのは、この方法というのは古典的な分類であります。狭義のうつ病である「心理的誘因が明確ではない内因性うつ病」と、そして狭義の適応障害である「心理的誘因が特定できる心因性うつ病」との2分法であります。重症度といった症状だけで判断をする、精神疾患の分類と診断の手引きのDSMなどといった分類については、客観的であることより研究には適してるでしょう。けれども、臨床現場についてはどうしてうつ病になったのか、などといった心理的誘因の評価についてを欠かすことはできないのです。
こちらのほうが治療を進めていくうえにおいては大切であることがいえるかもしれませんね。と言いますのも、心理的誘因が特定できるような場合である心因性うつ病のときに、環境を改善することなどといった、その原因についてを取り除くことによって、たちまち元気になれるといった可能性があるからなのであります。うつ病の成因よる区分については古典的分類とされていて、現在では症状の重症度からの区分というのが主流ですけれども、現在の病状を改善するためには一体何をどうしたらいいのか、そして何をすることができるのかについてを明らかにして、その症状を完全に撤去すること、もしくはそれと上手に付き合っていくようにすることというのが、治療においては大切となってくるのではないかなと思います。